5. 2Dソフトを用いた手法
https://www.youtube.com/watch?v=UrIY3U2DVpo&list=PL-J_KWPIDYl3n13oWRXLFf5ENCwnUvcUm&index=1
www.youtube.com
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5-1 | 正確な2Dデータをつくる

POINT① 寸法を はかる

作りたいもののイメージを集め、スケッチブックなどに書き込んでみましょう
その際忘れてはならないのが、材料の寸法です 縦、奥行、高さをそれぞれ確認してゆきましょう

(資料提供:numadashiori

POINT② 正面・側面・上面から見た展開図をつくる

部材がどのように組み合わさるか、アートボードに描いてゆきます 色を変えるとわかりやすいです

(資料提供:numadashiori

5-2 | CMYKで加工種類を分ける

 材料の厚さ選択

材料の厚さを選択します。

 ポケットや溝掘り加工(必要な場合)

深さを設定することで、ポケットや溝ぼり加工(深さ設定)ができます。
ポケットや溝ぼり加工についてはこちらの動画で解説しています。

 事前準備

どちらも共通で深さを設定するために色のデータを扱います。
  1. 1.
    ファイルからドキュメントのカラーモード>CMYKカラーを選択します。CMYKのみの色で指定します。
2. ウインドウ>カラーパネルを開きます。
外側を切り出すための閉じた線(切り抜く際、パスの外側を切るか内側を切るか判断するため)を重ねて使用します。

 溝掘り加工

  1. 1.
    線やカーブ(ペンツール、ブラシツール、鉛筆ツールなどを使った、外側や内側の概念がない線)を使います。線の色をCMYKで青( C: 100, M:90, Y:0, K:0)と設定します。
※この時ウインドウ>>スウォッチライブラリ>>初期設定スウォッチ>>プリントを出しておくと4つあるスライダーを変更する必要がなく、直ぐに設定できて便利です。
2.溝ぼり加工する線を選択して深さ設定を押し、正の整数を入力してOKを押します。(板の厚みより少ない値を入力してください。)

 ポケット加工

  1. 1.
    ポケット加工するための閉じた線を選択し、線の色をCMYKで赤(C: 0, M:100, Y:100, K:0)と設定します。
  1. 1.
    この時スウォッチライブラリ>>初期設定スウォッチ>>プリントを出しておくとすぐに設定できて便利です。
  2. 2.
    ポケット加工するパスを選択して深さ設定を押し、正の整数を入力してOKを押します。(板の厚みより少ない値を入力してください。)
ポケット加工する範囲に島状に残したい図形がある場合、パスの線の色をCMYKのオレンジ(C: 0, M:75, Y:100, K:0)とすることで、ポケット加工されない箇所を作ることができます。
Aの文字をポケット加工したい場合の中央の三角形の部分となります
三角形の部分のみ線の色をオレンジにします

5-3 | 接合部の描き方とオフセット(Illustrator)

接合部があるプロダクトを製作する際には、下記の手順にならって、接合部を作りましょう。

5-4 | プラグインを用いたフィレットの生成

フィレットタイプを選択します。
フィレット生成を押すことで選択された線にフィレットが作成されます。外側を切削する場合か、内側に切り抜きをやポケット、溝掘りをしたい場合によってフィレットのかかりかたが異なります。※フィレットとは?
外側の場合
閉じた線を準備・選択し、フィレット生成を押す
選択されている線の角から 外側の角度が180°以下のところにフィレットが適用されます
内側に切り抜きをやポケット、溝掘りをしたい場合
外形線と、内側の閉じた線(外側の線の内側に収まる)を準備します
内側の閉じた線を重ね順>>最前面に来るようにします
パスファインダーの「前面オブジェクトでくり抜き」を押し 複合パスにします
フィレット生成を押すと、内側の線の内角が180°以下の角にフィレットがかかります上記は90°<180°であるため
フィレットが作成されたオブジェクトは以下のどちらかの方法でフィレットの必要ない部分を修正できます。
1.グループ化されているのでグループ解除>>必要なフィレット以外を削除する。
2.ダブルクリック(ダイレクト選択ツールを使う)して必要のないフィレットを選択して削除する。
このようなケースはあまりありませんが
パスファインダーの「前面オブジェクトで型抜き」でフィレットと本体を複合パスにします。

5-5 | プラグインでEMARF(Web)にデータを送信する

送信する前に最後にチェックしましょう
刃物が通過できず細すぎるところはないか
☑プラグインを使用する場合にファイルは外部からインポートしたファイルを使っていないか(fusion360やIllustratorでは外部ファイルが使用できないことがあります)
☑プラグインは最新のものを使っているか
☑バージョン対応しているモノを使っているか、間違っていないか

【輪郭加工の場合】

☑切り抜きかポケットかの違いは間違っていないか ☑間違って閉じていない線がないか
☑カーブの場合は頂点数を調整してあるか(Illustratorなど)

【かみ合わせがある場合】

☑フィレットは適切なところについているか
☑オフセットは雄か雌どちらかに設定されているか
☑オフセットは厚み方向に対してもかけられているか
1. 切り出す外形線は最背面とし、溝掘りの線や、ポケット加工の閉じた線と同時に選択します。(外形線の中に 溝掘りの線が入るようにしてください。)
2. EMARFに送信を押します。

 データ作成時の注意点

※フィレットがある場合「前面オブジェクトで型抜き」を忘れてしまうと、フィレットと本体が別の部品として扱われたまま、加工データが生成されてしまいます。絶対に忘れないでください。

複合パス

  • ドキュメント上の選択されたオブジェクトがEMARFサイトに部材の加工データとして送信されます。
  • 他のソフトウェアで作成したデータをIllustratorで読み込みEMARFへ送ると、Illustrator上の元データとEMARFで生成した加工データの形状が変わってしまう場合があります。この場合はペンツールで元データをなぞり新しくパスを作成すると解決されることがあります。
Illustratorは vector-based なので、形のラインの判定は下記の画像のようになります(真ん中の青い線)。線の太さをいくつにしても座標は変わりません。

 曲線がうまく反映されない場合

ペンツールで作ったベジェ曲線などはシステムの都合上、自動的にポリラインに変換されますが、部材の形や大きさによっては変換後に角ばってしまう場合があります。
そのまま送った例:内側に丸くなっていく曲線が角ばっている

対策として

  1. 1.
    角ばった部分のみを一度本体から切り離します。ダイレクト選択ツールで切り離したいカーブの始点と終点の角2か所を選択し、「選択したアンカーポイントでパスをカット」を使います。
切り離すと選択ツールでこのように一部を切り離すことができるようになります
2. 切り離した曲線を選択し、オブジェクト>>パス>>アンカーポイントの追加を押します。
ダイレクト選択ツールを選択しておくと、カーブの点(アンカーポイント)が追加された状態で表示されます。
3. 最後に切り離した線と本体を同時に選択し、連結します
形や大きさによりますが、EMARFに送ると、滑らかになります。
滑らかさが足りない場合は、Illustratorに戻って
  1. 1.
    対象の線分を切り離し
  2. 2.
    アンカーポイントの追加
  3. 3.
    本体と連結して送信し直し
を繰り返します。アンカーポイントの追加はやりすぎると計算処理が重くなってしまい、その分の時間がかかりますのでご了承ください。対象の線分を切り離しをするのは全体に不必要にアンカーポイントが追加されないためです。
追加2回目
追加3回目

エラー対策(ここからは原因調査中です)

・CMYKにしても加工ファイルが生成できない場合
>対策としてプロパティから、ungroupを押してみてください。
・ほかのソフトからインポートしたDXFファイルを送ろうとして不具合が起きる場合
>Illustratorの新規ファイルをつくってコピー&ペーストしてみてください。できない場合もありますのでご了承ください。

5-6 | サンプルファイルを見てみよう

0414_em_tutorial.ai
1MB
Binary
サンプルファイル

また、ここまでの木組みを使って実際に作られたこともあるテンプレートもあり、Illustratorを使ったモデリングの過程も公開していますのでよければそちらもご覧ください。

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最終更新 4mo ago