3.3 加工の特徴

このページでは、以下の項目について説明しています。

  • フィレット

  • オフセット

  • タブ

フィレット

CNC ルーターによる加工の場合、内角(入隅)加工の際、エンドミル半径分(R) の丸みが生じるという特性があります。嵌め合いを前提とした設計物(構造部材など)の場合、この丸みはパーツの組み立ての際に干渉してしまいます。

そのため、エンドミルを角頂点よりも逃がして加工するよう、角形状を変更する必要があります。それがフィレットです。

フィレットをつけずに加工すると、CAD 上では直角の線でも、実際の加工では角がビット径分丸められた状態で出力されます。上図のように、出隅部をなぞる際は直角がでますが、入隅部をなぞる場合はエンドミル半径分の丸みが生じます。 そのため、接合部分ではフィレットをつけることになります。

フィレットの代表的な形状は「T ボーンフィレット」や「ドックボーンフィレット」です。

EMARFでは、フィレット形状の種類を選択することで、自動で内角部分にフィレットを適用させることができます。(図面で作図する必要はありません)

フィレット形状選択画面(Rhinoceros6版)

オフセット

木材同士の接合では、板厚の誤差や摩擦が生じるため、寸法の遊びを考える必要があります。そのため、加工図面では接合部分(ホゾなど)の寸法を設計図面より大きくとる必要があります。この遊びをオフセットと呼びます。

オフセットは大きすぎず、小さすぎずの数値にする必要があります。大きすぎるとゆるくなってしまい、小さすぎると嵌め合わせることが出来なくなってしまうためです。そのため、きつすぎず、ゆるすぎない最適なオフセット値を設定する必要があります。

オフセットの例

標準的なオフセット値は0.1~0.5mmになりますが、施工条件や加工する材種など与条件により最適な値は変わります。最適なオフセット値を調べるには、テストカットが有効です。

/*テストカットについて追記予定*/

最適なオフセット値についてはご相談ください。(βテスト向け)

タブ

CNCルーターで切り抜き加工をする際の特徴として、板からパーツを完全に切り取ってしまうのではなく、一部に切り残しを付けます。この切り残しをタブと呼びます。EMARFでは山型のタブを使用しています。

タブのイメージ

EMARFでは、輪郭(切り抜き)加工に対して自動でタブを配置します。(図面で作図する必要はありません)

タブの大きさは 25mm幅 6mm厚 です。(固定)

タブの作成ルールについて

①25mm以上の辺にはつけます。この時、原則250mmに1つで長い辺には長さ/250の数つけます。

②曲線だけの場合や凸凹が多い場合、入角から次の入角までの距離を測って、25mm以上あればタブをつけます

③タブを間引きます。タブとタブ同士が近ければ間引くような形です。この時の距離は、タブが木目に水平であるほど短くなります。(平行だと割れやすいため何個つけてもよいとの話だったので)

④タブが3個以下にならない程度で間引くのを止めます

また、納品は、このタブを切り離さない状態(板付の状態)でのお渡しとなります。(オプションでタブ切り外し対応可能)(βテスト時は希望があれば外してお渡しします)