5. Web画面の見方

各ソフトやDXFアップロードでUploadしたところでブラウザが立ち上がります。ここから扱う材料、数量、厚み、仕上げについて説明します。なお、送信してからミスがないか、今一度データをチェックしてから始めましょう。

データ送信直前のチェックリスト

≪Rhinoの場合≫

寸法を確認する

☑微妙なずれをscale1D(ctrl+shiftでもよし)で修正

☑細かい不必要な線が入ってる場合(ダブりなど)はないか

-selsmall selwrap(送る直前)を使い削除しましょう

刃物が通過できず細すぎるところはないか

☑プラグインは最新のものを使っているか

☑バージョン対応しているモノを使っているか

☑プラグインを使用している場合はファイルは外部からインポートしたファイルを使っていないか(Fusion360やIllustratorでは外部ファイルが使用できないことがあります)

≪輪郭加工の場合≫

切り抜きかポケット加工かは間違っていないか

閉じた線と閉じていない線(溝掘り加工がある)を使い分けているか

カーブの頂点数は調整してあるか(Illustratorなど)

≪かみ合わせがある場合≫

フィレットは適切な箇所についているか

オフセットは雄か雌のどちらかに設定されているか

オフセットは厚み方向に対してもかけられているか

材料について

-ブラウザ送信後の画面で色の確認をしましょう

(赤:ポケット オレンジ:島状のポケット(Illustratorのみ)

材質のタブから選択できます。ここにない材料の場合はその他を選んでください。

数量について

切削する数量を設定します。送信した時の部材を1セットとして、変更することができます。数が置ければ多いほどデータの作成に時間がかかります。

仕上げについて

EMARFでは仕上げのオプションとしてバリ取りと表面研磨の2つを用意しています。それぞれを選んだ場合ないし選ばなかった場合の状態について解説します。詳細はこちらをご覧ください

部材の配置について

平面に展開された設計物は、加工する板サイズに合わせて自動的に並べられます。

設計物を板に並べるとき、設計物同士の間隔は刃物の直径 × 2 + 20mmとなるように配置されます。例えば、板厚が24mmの場合は刃物の直径が6.35mmとなるため、6.35 × 2 + 20 = 32.7、つまり32.7mmが間隔の大きさとなります。板厚に対して刃物の直径がどのように決定されるのか知りたいときは、「刃物」のページを参照してください。

また、板への配置は大きい設計物から行われていきます。サイズについては2-3 | お選びいただける材料と厚みをご覧ください

配置がこのままよければ、加工データを生成を押します。

手動配置について

部材を手動で配置する機能もあります。以下では具体的な機能について説明します。

部材を送信したブラウザで手動で並べるをクリックします
ドラッグして配置を調整できます
部材ごとの〇をドラッグすると回転させることができます 

※この時、長手方向に沿うように回転させるとよいです。(短手だと割れやすいため)

材料の外側に配置しようとすると赤く表示されますので位置を修正します
材料同士が近づきすぎても赤く表示されます
なるべく左下詰めで配置すると、加工時間が短縮されるのでお勧めです

加工データを生成する

加工データを生成を押します
自動配置と手動配置であればそれぞれ配置で加工データが生成されます

なお、自動であれば長さが大きい部材から長手方向に沿うように設置されます。

プレビューについて

実際に加工される切削のプレビューが表示されます。緑の線が加工する際の機械の移動の軌跡となります。このときにミスがないか確認することでやり直しを防ぐことにつながります。特にIllustratorでフィレット機能を扱われる方の場合は注意が必要です。

嵌合部がある場合はオフセットやフィレットをかける必要があります。詳しくは3.3 加工の特徴より、オフセット、フィレットを参照ください。ピッタリの寸法では絶対に嵌りません。

「加工依頼」のボタンを押す

画面左の「詳細を表示」には材料費・加工費・仕上げ費・システム利用料・消費税が概算として表示されます。

見積もりPDFを押すと宛先、郵便番号、住所を入力できるウインドウが表示されるので入力後、作成を押すと概算の見積もりがダウンロードできます。

依頼フォーム

お名前電話番号送り先住所、希望納期を記入します。素材や仕上げなどについてご要望がある場合は備考に記入します。送信を押して完了です。

加工依頼用のフォームに必要事項を記入し、下部の送信を押すと、弊社側に加工の依頼が送信されます(※加工依頼の送信だけでは発注は確定しませんのでご注意ください)。以降のメールのやりとりで、正式な見積もりを提出し承諾いただいた時点で契約となります。

その後、送信して頂いた加工依頼に対して、2営業日以内に弊社から正式な見積金額と納期のご連絡をメールにて差し上げます。特に送料と梱包費については、システム上の見積には含まれていないため、フォームに記載の配送先の情報を基に、全体費用に追加した形で最終的な見積金額として提示させて頂きます。

金額と納期について確認して頂き、発注を確定される際はその旨をメールにてご返信頂きます。

弊社で正式に加工の手配に入らせて頂きます。 見積もりを確認します。

ご利用料金について

料金は主に材料費+加工費+仕上げ費+システム利用料+運送費で計算されます。主な料金について順に見ていきましょう。

材料費の計算

材料費はこれまで紹介しているそれぞれの材料の1枚当たりの金額に、必要な枚数を掛け合わせた合計として表示されます。

例:ヒノキ合板12mm(2,000円/枚) × 5枚 = 10,000円

1枚未満の場合

1枚の中で必要な面積が半分以下の場合は、半枚(0.5枚)として扱い、1枚当たりの半分の金額で計算されます。

例:ヒノキ合板12mm(2,000円/枚) × 5.5枚 = 11,000円

加工費の計算

計算式

加工費は加工時間に、単位時間当たりの単価を掛け合わせた金額で表示されます。

例:加工時間120分(2時間) × 8,000円/時間 = 16,000円

ボリュームディスカウント‌

単価は加工時間の長さに応じて割引されます。

加工時間

単価

480分(8時間)未満

8,000円/時間

480分(8時間)以上~2,400分(40時間)未満

7,200円/時間

2,400分(40時間)以上~4,800分(80時間)未満

6,400円/時間

仕上げ費の計算

前述した通り、オプションありを選択した場合に発生します。バリ取りか、バリ取り+表面研磨を行います。‌

金額については、基本的には本体の加工時間に比例して増加するようになっています。

①仕上費(バリ取り)の場合の計算式

バリ取りのみのオプションの場合の仕上費の計算式は、加工時間 × 50円/分となります。

例:加工時間120分 × 50円/分 = 6,000円

②仕上費(バリ取り+表面研磨)の場合の計算式

バリ取り+表面研磨の場合の仕上費の計算式は、加工時間 × 75円/分となります。

例:加工時間120分 * 75円/分 = 9,000円

パーツ数が極端に多い場合や、形状が複雑であったり、繊細であったりする場合は、自動見積の金額に加えて、追加で仕上の費用を頂く場合があります

システム利用料

システム利用料は、EMARFを通じて加工用のデータを生成するための対価であり、材料費・加工費・仕上費の合計金額の20%となります。

例:材料費6,000円、加工費8,000円、仕上費3,000円の場合、(6,000+8,000+3,000)×0.2 = 3,400円

運送費

送料は部材の大きさや重量、発送元から発送先までの距離などを加味して計算されます。基本的には、比較的小さなものはヤマト運輸の宅急便やヤマト便で発送し、大きなものは西濃運輸で発送します。(物量が多い場合は上記以外の業者になる場合もございます。ご了承ください。)

個人宛の場合の送料の注意事項

3辺の合計が200cmを超えるないしは最大の1辺の長さが170cmを超える部材がある場合に、個人宅への配送はかなりの費用が掛かります(通常20,000円~)。法人はこの限りではありません。

配送先近くの、配送会社の営業所留めでの直接引取りであれば、個人宛でも法人宛と近い金額での配送が可能ですので、加工依頼の際に、備考欄でご相談ください。

梱包費について

梱包費の計算は、板枚数が1枚以下の場合は一律で1,000円、それ以降1枚増えるごとに500円が加算されます。

例:5枚の場合、(最初の1枚×1,000円) + (残りの4枚×500円) = 3,000円

梱包費には、梱包資材の費用と作業費が含まれています。

引取り

場合によっては加工拠点での直接の引き取りも可能な場合があります。加工依頼の際の備考欄でご相談ください。

支払いについて

EMARFでは、基本的には前払い・銀行振り込みでのお支払いをお願いしております(恐縮ですが振込手数料に関してはご負担頂けますようお願いいたします)。

振込先の詳細については、先んじてご連絡する見積書の中に記載しております。

なお、諸般の都合により、ご入金が出荷・納品より後になる場合であっても、対応は可能ですのでその際は備考欄などでご相談ください。

加工拠点について

EMARFでは、EMARFの運営母体であるVUILD株式会社だけでなく、その他に加工を委託している加工拠点が全国に複数あります。

現状、基本的には拠点を指定をして頂くことはできませんが、お届け先の地域になるべく近いところで加工をしたいなどといったご要望がありましたら、可能な範囲で対応させて頂きます。なお、今後のサービスの開発ロードマップでは、ユーザー側で自由に加工拠点を選べるようにEMARFのサービスを改善していく計画です(時期未定)。

納品方法

梱包について

EMARFで加工された部材は、気泡緩衝材(エアキャップ)と巻き段ボールで2重に梱包した上でお届けします。 配送業者はヤマト運輸または西濃運輸でお届けいたします。

なお、最大の部材の3辺の合計が200cmを超える、ないしは1辺の長さが170cmを超える大きな部材が含まれる場合、個人宅への配送は送料が割高になるのでご注意ください(20,000円~)。事務所や現場などであれば法人宅扱いとなるので問題ありません。

また、上記のような大きな部材で個人宅へのお届けの場合でも、配送業者様の最寄りの支店留めでのお届け(引取りに伺って頂く必要があります)の場合は、送料は法人宅の場合と変わりませんので、ご希望の際は備考に追記ください。

板付きのままをご希望など、梱包に関してご要望がございましたら遠慮なく加工依頼時にお申し付けください。

加工拠点での直接の受け取りについては、拠点によっては対応可能ですので、ご希望の際はご相談ください。

配送業者はヤマト運輸または西濃運輸でお届けいたします。 (物量が多い場合は上記以外の業者になる場合もございます。ご了承ください。)

納期

加工のスケジュールや加工内容・物量などによって変動しますが、板4-5枚程度であれば、およそ1-2週間で通常は納品可能です。

10枚を超えるような量が多い場合は、2週間以上かかる場合もあるので、あらかじめご相談ください。

品質について

EMARFでは、加工時の仕上がり品質について下記の通り基準を設定しています。

本件部品に、設計データから±1mm程度の加工誤差が生じることがあります。

合板のポケット加工の場合、積層の位置によって設計より1-2mm深くなる場合があります。

本件部品に、湿気による木材の膨れ、反りが生じる可能性があります。

本件部品に、乾燥による収縮、反りが起きることがあります。

木材には個体差があり、データのレイアウトによって本件部品に下記の具体例のとおり、節、われ、ヒビが表面に出る可能性があります。

もともと表面に節、ヒビやわれがある場合

合板などの積層材で板の内側に節、われ、ヒビがあり、掘り込み加工をしたことで表面に出てくる場合

本件部品に、配送中の扱い方によっては、表面に傷がつく可能性があります。

仕上げの詳細について

①オプションなし

ShopBotでの切削直後は、画像のようにバリが発生します。

また、合板に関しては画像のような印字がついている場合がありますが、こちらもそのままの状態となります(表面をやすると落とすことができます)。

特にオプションを選ばなかった場合は、板から部材を切り離した後、この状態のままお届けさせて頂きます。

機械の状態やその日の天候などの状況によって、バリの程度には差が出ますが、画像のサンプルより大きなバリが発生した場合には、同程度までバリを落とします。

オプションなしの場合(ヒノキ合板)

合板の印字

②バリ取り

こちらのオプションを選択して頂くと、有償でバリを落とす仕上げをさせて頂きます。また、合板の場合は印字についてもその部分だけサンダーで落とす作業も実施します(インクが浸透している場合は落とせない場合もあります)。材厚が大きく変わらない範囲で印字を落とします。

バリ取り後の例(ヒノキ合板)

印字・マークを取った後

③バリ取り+表面研磨

こちらのオプションを選択して頂くと、②バリ取りの仕上げに加えて、すべての部材の表面全体をサンダーで研磨処理したうえで、お届けをさせて頂きます。

合板などは材料の性質上、そのままでは表面がガサガサとしています。サンダーによる研磨を実施することでだれが触っても安全な、さらさらとした仕上がりになります。‌

金額については、基本的には本体の加工時間に比例して増加するようになっています。

表面研磨後の例